第九回 春燈会


【日時】2023年4月1日(土)15:30開演/19:10終演予定
【場所】福傳寺
【チケット】
一般8,000円 壇信徒7,000円(解説冊子・お花見弁当付き)
座席指定料 1,000円
ご予約はこちらからお願いいたします。

【ご案内】
庭上法要 庭儀
第一部
法要 観音会 真言宗智山派僧侶 原祥壽

(休憩20分)

第二部
能「田村 変装束」
解説 武田崇史

前シテ(童子) 武田 祥照
後シテ(坂上田村麻呂) 武田 祥照
ワキ(旅僧) 大日方 寛
アイ(清水寺門前の者) 野村太一郎

笛   杉信太朗
小鼓  田邊恭資
大鼓  亀井洋佑

後見
武田尚浩
山階彌右衛門

地謡
武田崇史
山中雅志
林本 大


庭儀付観音会

令和五年は十二年に一度の武相卯年観音霊場の御開扉(大開帳)にあたり、福傳寺の子安観音様(十一面観音座像)も特別に御開扉されます。その御開扉に際しまして、福傳寺参道には開帳塔婆(角塔婆)が建てられます。
今回の春燈会では開演に先立ち、福傳寺参道に於いて僧侶が開帳塔婆の周りを囲み、梵唄を唱え、開帳塔婆を開眼する「庭儀(ていぎ)」が執り行われます。「庭儀」は大法要や慶讃法要において行われる法要形式となるため、珍しい法要となります。
庭儀が終わると、堂内に移動し、「観音会」が勤修されます。「観音会」では佛を華で讃嘆する散華等が唱えられ、「十一面観音講式」を復曲し、勤修致します。

田村

桜の盛りの頃、東国出身の僧(ワキ)が初めて都に上り清水寺を訪れます。そこへ箒を持った少年(シテ)が現れ、清水寺の来歴を語り僧と共に桜を愛でます。そのうちに自分は坂上田村麻呂と明し田村堂へ入っていきます。
僧侶が読経していると、坂上田村麻呂の霊が現れて、異民族を滅ぼすことが出来たのも清水寺の千手菩薩の功徳であると賞賛し、消えていきます。