1987年3月19日生まれ。
観世流能楽師 武田尚浩の長男。
武田家は江戸期より続く能楽の家。
1989年 2歳にて初舞台を踏み、以後父の指導のもと、斯道を歩む。
1997年 NHK教育テレビ「あったかい背中」に出演。能楽師の子供の教育を特集される。
2007年 日中国交正常化35周年記念北京公演に出演。
2010年 慶應義塾大学文学部国文学専攻卒業。
2014年 国立劇場おきなわ開場10年記念 沖縄公演に出演。
現在、一般社団法人能尚会理事。
青山学院大学非常勤講師。
年間140ほどの公演に出演し、年間30回ほどのワークショップ、講義活動を行う。
その他、2012年より山梨県東桂保育園にて園児に謡い、仕舞いの指導を行う。
2012年より八王子福伝寺にて観月会と題し、能と瞑想のワークショップを行う。
2013年より福島からの避難者支援の一環としてさいたま新都心にて能楽講座を開講。
東京を中心に活動し、「石橋」「乱」「道成寺」を披曲。
十二世山階彌右衛門に師事し、年間一三〇を超える能公演に出演し研鑽を積む他、年間50あまりのワークショップを行い、能の普及に勤める。
2020年四月よりYouTubeチャンネルを開設し、オンラインでの発信にも力を入れている。智継(さとつぐ)・應秀(まさひで)二児の父。
ご挨拶
こんにちは、観世流能楽師、武田祥照(たけだよしてる)です。
能楽は謡いという歌謡部分と舞いと囃子によって劇が進む、ミュージカルやオペラのような藝能です。室町時代、観阿弥と世阿弥親子が能楽の基礎を築いて以来、プロの上演により伝承され続けており、これは世界最古の藝能といえます。 そういった点が大きく評価され、2008年にユネスコ世界無形遺産に選ばれました。
ただ、目まぐるしく変化する日本の現代社会の中で、能楽を取り巻く環境は決して優しいものではありません。
しかし、能楽には他に類を見ない能楽でしか味わうことができない感動があり、私は能楽の持つ素晴らしさに絶対の自信があります。
日々の舞台やワークショップなどを通して、伝統とは何かを自問し、能楽が社会の中で果たせる役割を追求していきます。
このページには、私の活動の記録が重ねてゆかれます。ぜひ能楽を、武田祥照を、応援下さると嬉しいです。
Hello, my name is Yoshiteru Takeda and I am from the Kanze school of Noh.
Nogaku is a form of Japanese theater that is in some ways akin to musicals or opera. It is comprised of three main components; ‘Utai’, the song component, ‘Mai’, the dance component, and ‘Hayashi’, the musical accompaniment component. Developed in the Muromachi era by Kan’ami and his son Zeami, Nogaku has been handed down throughout the generations by professional practitioners. It is said to be the oldest form of theater art in the world. As such, it was recognized by UNESCO as an intangible cultural heritage in 2008.
However, in the rapidly changing modern society of Japan, the future of Nogaku is uncertain.
Nonetheless, I am confident that the beauty of Nogaku is unique and has the ability to move and excite those who watch it. Through my daily performances and workshops, I am constantly asking myself what tradition is and searching for the role Nogaku plays in our society.
This page will list a record of my activities. I am grateful for your continual support of Nogaku and me.