【日時】2018年7月21日(土) 13:30開演 12:50開場
【場所】二十五世観世左近記念観世能楽堂(GINZA SIX 地下3階)
【チケット】
特等正面指定席13,000円/正面指定席10,000円/自由席7,000円/学生席3,000円(全席指定)
能 邯鄲
狂言 謀生の種
仕舞 松浦佐用姫
能 石橋
今年は父の独立35周年記念として、25回能尚会を開催させて頂き、私が「邯鄲」を、父と弟が「石橋」をさせて頂きます。
「邯鄲」は現行曲の中でも屈指の名曲。
盧生という迷える青年が旅の途中、邯鄲を訪れ、未来が見えると言う枕を紹介され、寝ることにします。楚国の皇帝から盧生は位を譲られることになり、50年の栄華を極めたところで、宿の主人により粟が炊けたと起こされて、夢から覚めます。盧生は人生を悟り、枕に感謝し帰国します。
「邯鄲」は最初から最後までずっとシテを中心に話が回るため、シテの力量が演目の成否を大きく左右します。
また、人生に迷う盧生、皇帝になる盧生、悟った盧生、と同一人物ながら盧生の内面により変化する青年を演じ分けなければなりません。
「石橋」は歌舞伎の連獅子のもとになった作品です。
白獅子を父が、赤獅子を弟が勤めさせて頂きます。「石橋」は「道成寺」、「乱」と並んで若手能楽師の登竜門の一つになります。今回は弟が「石橋」を披き(初演)ます。
今回は、能尚会としては初めての試みとして、ご希望の方には事前予約により、音声ガイドをご用意させて頂きます。
武田文志さん、武田宗典さんのお二人がそれぞれ「邯鄲」、「石橋」を能を見ながら、生解説をさせて頂きます。
能をご覧になるのが初めての方もこの機にぜひご来場をお待ち申し上げております。