第十二回 春燈会


【日時】2026年3月29日(日)16:00開演(15:15開場)/19:00頃終演予定
【場所】福傳寺
【チケット】
一般8,000円 壇信徒7,000円(解説冊子・お花見弁当付き)
座席指定料 1,000円
ご予約はこちらからお願いいたします。

【ご案内】
第一部
法要「光明三昧土砂加持法要」

本公演では、サンスクリット語の真言陀羅尼を中心に唱える「光明三昧土砂加持法要」を厳修いたします。節回しと音程の変化を伴う音楽性豊かな光明真言を響かせ、清浄なる土砂を加持して供養する荘厳な法要です。鎌倉時代、明恵上人は苦しむ人々を救うため光明真言による土砂加持を弘め、さらに興正菩薩叡尊上人が西大寺にてこの法要を創始されました。叡尊上人は弟子忍性上人とともにハンセン病患者や貧者の救済活動や社会事業を展開し、文永元年(一二六四年)に西大寺金堂で「光明真言土砂加持大法会」を始められました。その精神は瞬く間に真言宗各派へ広まり、出家在家を問わず光明真言が唱えられるようになりました。近年では東日本大震災などの慰霊法要としても厳修され、多くの僧侶や人々が加持土砂を携え、祈りを捧げました。困難な時代を超えて光明を放ち、生者も亡者も救済する「光明三昧土砂加持法要」を是非ご覧ください。

第二部
能「生田敦盛」

解説 山階彌右衛門

シテ(敦盛の幽霊)武田祥照
ワキ(男)大日方寛
子方(敦盛の遺児)武田應秀
笛 杉信太朗
小鼓 田邊恭資
大鼓 亀井洋佑
後見 山階彌右衛門
   武田尚浩
地謡 田口亮二
   武田崇史
   坂井音晴

法然上人のもとで育てられた敦盛の遺児(若君)は、母から亡き父の正体を知らされ、せめて一度でいいから父の姿を見たいと強く願います。若君は父との再会を願い、賀茂明神に参詣すると、夢のお告げ(神託)により、父の最期の地である生田の森へと導かれます。
生田の森で若君を待っていたのは、生前の美しい姿のまま現れた敦盛の霊でした。これは、若君の健気な願いが天に通じ、賀茂明神が閻魔大王に頼み敦盛の霊に一夜限りの現世帰還を許したことによるものでした。敦盛の霊は平家の栄華と自らの最期を語り、舞ます。やがて夜が白むと敦盛の霊は尽きぬ愛惜を残しつつ、再び冥途へと帰っていくのでした。