能尚会

第二十八回 能尚会


【日時】2021年9月4日(土) 12:20開場/13:00開演
【場所】観世能楽堂
【チケット】チケット発売日 6月3日(木)
SS席15,000円 S席12,000円 A席10,000円 B席8,000円
【お取り扱い】
電 話 03-3990-2048
メール t.naohiro0321@gmail.com
能尚会ホームページ nousyoukai.com
【主催】 一般社団法人 能尚会 武田尚浩 武田祥照

事前講座

能を見てみませんか?
あらすじや見どころの他、当日使用予定の能面能装束を間近にてご覧いただけます。また、作品周辺のマニアックな解説も!
● 7月31日(土)14時~16時  【会場】 国立能楽堂二階大講義室
● 8月17日(火)14時~16時  【会場】 練馬武田舞台(西武新宿線 鷺ノ宮駅より徒歩7分程度)
【参加費】 各回 1,500円 特製解説パンフレット付
※チケットと同時購入の方は1,300円

Zoomで能楽WS 能尚会特別編
会議アプリZoomを使った特別解説講座で、あらすじや見どころのほか、装束の着付けなど公演の裏側をご紹介・ご案内します。また、公演当日までの見逃し配信もございますので、忙しい方にもおススメ!
■ 8月15日(日)14時~16時
Zoomで能楽WS 第22回「道成寺縁起と日本芸能の道成寺物 のひろがり」
■ 8月22日(日)14時~16時
Zoomで能楽WS 第23回「木曽」
【参加費】1回 2,500円/2回セット 4,000円 特製解説パンフレット付(ご郵送致します。)

お申し込み
能尚会ホームページ nousyoukai.com

あらすじ

仕舞
老松
太宰府に現れた老木の松の精が御代を称えて舞います。應秀(まさひで)は祥照の次男で二歳九ヶ月。今回が初舞台となります。
春栄
増尾種直は石橋山の合戦で捕虜となった弟・春栄の身代わりになろうと敵方へ赴きます。刑場で赦免状が届き、三島大社のお陰と拝み、兄弟仲良く故郷へ帰ります。智継(さとつぐ)は祥照の長男で四歳三ヶ月です。


木曽 願書

木曽義仲(ツレ)は平家打倒のために挙兵して、北陸道を京都に向けて進軍し、砺波山(となみやま)の埴生(はにゅう)に陣を構えます。平家は平維盛・通盛を総大将として義仲軍の倍にあたる十万の兵を差し向け、義仲軍に対峙します。折しも義仲が陣を取ったところは埴生の八幡宮の領地だったということで、義仲は祐筆である覺明
(シテ・かくめい)に戦勝祈願の願書を書かせ、自らの矢を添えて八幡宮に捧げます。そして戦の門出を祝い、覺明が舞を舞うと、吉兆を示す鳩が現れ、義仲軍は平家軍に俱利伽羅峠で大勝します。
「木曽」は五流の中で観世流のみ現行曲とする作品で、覺明(シテ)の読む願書は「安宅」の勧進帳、「正尊」の起請文と並んで三読物とされ、重い習いとなっています。

狂言
墨塗

訴訟の為に在京していた大名(シテ)が無事に解決し帰郷をすることになり、太郎冠者(アド)を伴って、なじみの女性(小アド)の下へ別れの挨拶に出かけます。女性は別れを悲しみ涙を流しますが、実は側の桶の水を顔につけた嘘の涙。太郎冠者はそれに気づき、水と墨とを入れ替えると・・・

仕舞
難波

賢臣・王仁の霊が古都である難波に現れ四季折々の舞楽を舞い、御代をことほぎます。
草子洗小町
小野小町は天皇臨席の歌合わせの宴で、春のうららかな様を舞います。
江口
江口の君という遊女の霊が現れ、この世の無常を説き普賢菩薩となり西の空へ消えて行きます。
鵜之段
鵜飼の霊が旅僧の勧めで罪障懺悔の為に鵜を使い漁をする様を見せます。
山姥
山姥は百万山姥という遊女の前に現れ、四季折々山々を巡りする様を見せ、山の彼方に消えます。
屋島
源義経の幽霊が屋島に現れ、ありし日の戦いの様を舞います。
芭蕉
芭蕉の精が僧侶の前に現れ、草木までも成仏出来る事を喜び舞いを舞います。


道成寺

紀州(和歌山)の道成寺では、ある事情により梵鐘が無くなっていましたが、この度新たに鋳造したのでその鐘の供養を行うことになりました。住僧(ワキ)は能力(間)に供養の場は女人禁制である由を言いつけます。
そこへ美しい白拍子(前シテ)が現れ供養を見せてほしいと能力に頼みます。能力は言いつけを忘れ白拍子を通してしまいます。白拍子は謡を謡い舞ながら鐘に近づき隙をついて鐘を引き落としその中に隠れてしまいます。
異常な音に驚いた能力は鐘が落下していることに気づき、急いで住僧に報告します。そこで住僧はなぜ道成寺に梵鐘が無くなってしまったのかを語ります。
昔、熊野に参詣するため真子荘司という長者の館を定宿としていた山伏に長者の娘が恋をし、ある日自分を妻にしてほしいと頼みます。驚いた山伏は急ぎ出立し日高川を渡り道成寺に逃げ込みます。山伏が道成寺の僧侶に事の仔細を話すと、僧侶たちは梵鐘を下ろしその中に山伏を隠します。娘は蛇体となって日高川を渡り、山伏を追いかけ道成寺にたどり着きます。下りている梵鐘を不審に思い鐘にまとわりつき、山伏ごと焼き尽くしてしまいました。
住僧は能力が通してしまった白拍子はこの娘の怨霊だろうと推測し、鐘に向かって祈祷を始めます。人々が鐘を引き上げると、中から蛇体(後シテ)が現れますが、僧侶たちの祈祷によりついに祈り伏せられ、日高川に身を投げます。
「石橋」・「乱」と並んで若手の能楽師の大きな登竜門が「道成寺」。全編に秘伝が尽くされた一子相伝の大曲です。